8月22日(火) 上沼健二 『生誕感謝祭 〜そして命は巡る〜』 in堺

[場所] わたしのまちの、くらしの博物館 space.suemura

      大蓮公園内 くらしテラス横 階段下

             泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」より徒歩約10分

 

[時間] open 18:00

           start 19:00

 

[チケット料金]   前売 2500円 (学生1500円) / 当日 3000円

※1ドリンク500円別途ご注文ください。

 

スペシャル告知!

8月の下記のイベントにご来場(ご予約)いただいた方は、無料ご招待!(1ドリンク別途)

 

8月5日(土)『GOOD FIELD よしの会 vol.6 withなにわ淀川花火大会』

8月19日(土)『高野陽子 3rd Album 発売記念コンサート』 

8月20日(日)『浴衣でBon Dance!』

8月26日(土)『knit~夏休みの体験日記~』

8月28日(月)『岡崎泰正の届け生唄Live OnPa(らいぼんぱ)』 

 

[出演]

上沼健二 (フィドル・パーカッション)

ゲスト ろまん西野 (ギター)

 

[予約]

上沼までご連絡ください。

 

上沼健二(獨音)『朝景暮回』を再販するにあたり。

 

2013年晩秋、あるきっかけからソロCDができました。

 

『朝景暮回』

 

朝令暮改からとった、僕の造語です。思い返せば、完全に衝動的な作品でした。

 

2011年初春、東日本大震災が起き、文化芸術としても娯楽としても、

八方塞がりで音楽が必要とされなくなりました。

表方・裏方関わらず、業界に携わる人たちがどんどん辞めていくのを受け止めながら、

ただただそのときできることをするしかなかった無力な自分を今でも覚えています。

 

2012年初夏、アイルランドへ再度渡り、多くの出逢いに支えられ、

 

『音楽にできることはまだある』

 

そう思わせてもらえるようになり、また少しずつ立ち上がりました。

 

2013年初秋、ある大切な方がライブ会場にはもう来られなくなるかもしれないことを知り、どうしても音を伝えたくなり、森智彦氏のP.Power Studioを訪れレコーディング作業に入りました。

すべて1人で演奏して、レコーディングは2日、ミックスダウン(編集作業)も1日と

カーテスト(車のステレオでのサウンドチェック)のみ、3日で完成しました。

 

人生で初めてのソロライブをしました。ライブ当日の朝は大阪では滅多にない雪。

滑る高速を走らせ、病院までCDを渡しに行きましたが、

面会もできず、出来上がったCDを受付の人に言付けして渡し、

戻った足で立ったステージ、演奏中涙が止められませんでした。

以来、毎回ムダにしてはなるかと、一期一会の音を重ねてきました。

 

数えきれない出逢いと別れがありました。

 

そして今、2023年初夏、

もう昔の音だとずっとためらっていた『朝景暮回』の再販を決めました。

あれから10年が経っていました。

 

まだ生きたい、生きてほしい、命はこんなにも醜くて美しいことを伝えたくて。

 

『朝景暮回』

 

朝の景色と夕方の景色は似ていて、それがひっくり返ると体感が違ってきて。。。

逆も然り。ね、、、おもしろいでしょう?

その感覚は今でも変わっていません。

当たり前なんて世界が勝手に作っているだけのこと。

 

この3年間もそうでした。

2019年初春、あの出来事が世界を変え、僕らの生活を一変させました。

あなたはこの3年、何を感じ、どうやって過ごしていましたか?

そんな想い出を、そしてこれからのことを、あなたと少しずつ、語らっていきたいです。

 

2023年8月22日(火)、愛する人たちと、愛してくれた人たちと過ごしたくて、綴りました。

 

 

 

『朝はまた暮となり、また朝となり、命は巡る。』